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一戸建て 注文住宅の相談

夏の暑さで解る窓の性能①

とうとう梅雨のシーズンになってしまいました。洗濯物大変です。でも梅雨が過ぎると開放的な夏が待ってます。いい年になっても、夏になるとなんだかテンションが上がってしまいます。


さて、住宅にとっては断熱性能の差で快適さが大きく変わるのが夏と冬、今回は断熱性の中でも比較的選択肢の有るサッシのお話です。


現在、ハウスメーカーの新築の一戸建てやマンションで一般的に多く使われているサッシが、アルミ樹脂複合ペアガラスサッシです。外側がアルミで室内側が樹脂と言う世界では珍しいサッシです。日本ではアルミサッシの歴史が長く、耐久性の面でアルミに対する信頼性が高いのでしょう。それと大手サッシメーカーが鋼材の会社なのが大きいですね。
断熱サッシと呼ばれるのがこの性能以上のサッシです。でも実際にはガラスの性能よりも枠の性能が低い為、加湿器を使うとサッシ枠が結露してしまいます。


アルミ樹脂複合ペアガラスサッシの平均的な断熱性を熱貫流値(U値)で表すと2.0W/㎡・k前後で、一昔前のアルミサッシ1枚ガラスの熱貫流率6.5W/㎡・kに比べると格段の性能アップに思えます。


しかし、日本以外の先進国では、窓の断熱性能に最低基準を設けている国が多く、お隣の韓国や中国でも住宅に使用可能な最低基準が決まってます。日本には最低基準が無い為、今もアルミサッシ1枚ガラスの新築が建ってしまう状況です。


さて、サッカーのワールドカップも始まったので、各国をサッカー事情を交えてご紹介します。


  国名    熱貫流率      各国サッカー事情
フィンランド   1.0   FIFAランキング63位、北欧の国なのに今一つ
ドイツ      1.3   優勝候補の筆頭、グループF
デンマーク    1.5   ワールドカップの常連ですね。グループC
チェコ      1.7   FIFAランキング46位では出場は厳しい
オーストリア   1.7   FIFAランキング26位も欧州の中では難しい
イギリス     1.8   最近元気が無い、サッカー発祥の地
ハンガリー    2.0   FIFAランキング51位、欧州の出場枠では無理
イタリア     2.0   なんと、出ていない。なぜ?なぜ?なぜ?
フランス     2.1   相変わらず強いです。デンマークと同じグループC
スペイン     2.1   役者ぞろいのダークホース。グループB
韓国Ⅰ地域    2.4   ドイツ、メキシコと同じグループF、頑張れアジア
韓国Ⅱ地域    2.7
韓国Ⅲ地域    3.4
中国Ⅰ地域    1.5   FIFAランキング75位、数年語には日本のライバル?
中国Ⅱ地域    2.0
中国Ⅲ地域    2.8
中国Ⅳ地域    4.0


サッカー事情はおいておいて、日本の関東の緯度と同じくらいなのは韓国のⅡ地域、中国のⅡ地域になります。イタリア、スペインも同じくらいですね。
これは、あくまで最低基準であって、推奨とされる性能ではないんです。


こうなると、日本は窓の断熱性に関しては、少し意識が低いです。日本人古来の我慢が美徳的なものが影響しているのか、今だ大手メーカーも主流のサッシは2.0前後の性能で充分と言う考えがと世界に後れを取ってます。
住む人の快適性よりも、やっぱりアルミ使いたいのかな?


今回はこの辺で、次回は国内で使用できるサッシの性能比較です。


頑張れ!サムライブルー。

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